グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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犬のマナーパッドというおむつに違和感がなくなっているのは危険信号です。

犬のマナーパッド、つまり犬のおむつは犬が老犬や病気のときに犬が汚れないように犬の快適性を考えて利用するものだと考えていたのですが、世間ではどうやら違うようです。

つい最近、世界的にメジャーな某ショッピングサイトで犬アイテムを探していたときに、偶然見つけた動画に驚愕しました。

その驚愕した動画とは、犬の玩具(おもちゃ)の紹介動画でした。

トイプードルが人が投げる犬用おもちゃを走って取りに行き口にくわえては持ってくるという動画を繰り返し再生したものです。

そのプードルがなんとマナーバッドをはめているのです。

マナーパッドをはめたままボール遊びをしています。

きれいなスタジオのようなところで床が滑っているのも気になるのですが、マナーパッドが強烈すぎました。

数秒の短い動画なのでその間に犬がマーキングすることもなかなか難しいのではないかと思うのですが、写真スタジオで排泄されるのは困るということなのでしょう。

トイレのしつけができていない犬にボール遊びを教えるとは、驚きしかありません。

子供のおむつを外せないまま計算ドリルをさせているようなものです。

 

これだけマナーバッドが一般化してしまうということは、犬はもはやトイレのしつけはできない動物だとみなが思っているということでしょうか。

犬についての価値観がどんどん変化していくこの違和感をもし自分だけが持っているのだとしたら、と考えるのもまた怖いことです。

犬が完全に崩れてしまう前に、繰り返しですがいいます。

正常な犬におむつは必要ありません。

正常で健全な犬に排泄のトレーニングができないのであれば、やり方が間違っているか犬の生活環境にかなりストレスがかかっている可能性もあります。

犬にかかる最大のストレスとは、テリトリーに対する不安感と、人や他の動物(犬や猫との社会的な対立構造です。

気づいたら変えてあげましょう。

変えるのは犬ではなく環境の方です。