グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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ドッグヒーリングクラス

ドッグヒーリングクラスを行いました。
犬は初老を迎えたくらいの年齢のコたちです。

私は犬の年齢をこんな風にわけています。

1歳未満 幼少期
1歳~3歳 少年期
3歳~7歳 青年期
7歳~10歳 中年期
10歳~12歳 移行期
13歳~   老年期

犬のサイズによって多少の違いはあるとは思いますが・・・。

10歳~12歳の移行期とは、中年~老年への移行の時期で
体はまだまだ若いですが老年に向けてゆっくりと変化していくため
いろいろとお知らせがありますよ、という時期です。

10歳まで元気だったのに急に体調を崩したような症状がでる、
たとえば、下痢、皮膚炎、しこり、歩行障害、食欲不振や
いろいろな炎症など、いろんな症状で体が変化がお知らせとなって届くことがあります。

老齢になって死期が近づいてくるのはどの動物でも同じです。
けれど、これまでにない病気は飼い主さんには予告のないことですから
どのように対応していけばいいのか不安になったり、
すぐに死を結びつけて緊張感が高まることもあるかもしれません。


ドッグヒーリングは病気治しではありませんが
体調を崩している犬に対して、バランスを整えるためのサポートを
促してくれる時間になります。

小さな病気がある犬ほどバランスを取り戻すチャンスが多くあります。
「風邪もひかなくなったら大病」のたとえは犬にもいえるような気がします。

バランスをどのようにして取り戻したのかというのがその犬の力になります。

いろんな病気の解決のために、犬が必要としているものだけを選択するのは
人にとって本当に難しいことです。

結果を急ぎすぎないこと、力みすぎないこと。
これもどちらもなかなか難しいですが、できることがひとつだけ。

毎日のリズムをできるだけゆっくりすること。
これなら、少しずつできそうではないでしょうか。

ヒーリングのリズムは自然のリズム。

とてもゆっくりと流れていきます。







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ドッグ・ヒーリングクラス

ドッグ・ヒーリングクラスを行いました。

人と共に暮らしている犬は長生きになりました。

食べ物を安定して得ることができ、清潔な場所で過酷な寒さや暑さにさらされずに
生活することができるからでしょう。

一方で、純血種が増えることで遺伝的な病気が多くなり、病気がちな犬が多いことも事実です。

ドッグ・ヒーリングは医療行為ではありませんが、体を健全に保つためのサポートではあります。
体に圧力や刺激を加えるマッサージとは違うので、凝り返しのようなものはありません。

リンパマッサージの本には「悪性腫瘍の場合にはリンパマッサージは行わない」と書いてあります。
リンパマッサージと一言にいっても、やり方や取り入れ方によって様々だと思いますので
すべてのリンパマッサージがそうだということではないと思います。
私が学んだ学校のやり方や考え方ではそうだということです。

ドッグ・ヒーリングで用いるタッチ・ヒーリングの場合、もちろんこれもスクールにより違いはあるでしょうが
悪性腫瘍の場合にはより十分にタッチ・ヒーリングを行うとなっています。

ドッグ・ヒーリングには、手順を踏んで皮膚に圧をかけるという行為がありません。
それでも体の循環が起こるということが実際にありますから、本当に不思議です。

ドッグ・ヒーリングをすぐにできるようにならなくても、ご自宅で取り入れられる
ドッグ・タッチというものがあります。

「ふれる」ことを「コミュニケーション」に。
そしてその「コミュニケーション」を「癒しに」に変えていきます。

高齢犬のお世話をされている方に、知っていただきたいドッグ・タッチです。


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プライベート・トレーニングクラス

プライベートトレーニングクラスを行いました。

トレーニングクラスを受講する目的は、犬の状態や飼い主さんの希望によりさまざまです。

犬の問題行動を解決されるために受講される場合もあるし
特に大きな問題はないが、犬のことをもっと理解したいとか
犬の成長のために環境を整えたい、できることをしたいというように
その目的もステップアップしていくように思えます。

私も少し前まではオポという犬の飼い主でした。
犬に必要なことはわかっていて犬を迎えたはずです。
問題行動というものはありませんでした。
たとえば、吠えたり、飛びついたり、リードをひっぱったり、物をかじったりなど
そうしたことはありませんでした。

それでも、犬がストレスを抱えていることや
犬が本当に必要としていることを十分に提供できていないと感じていました。
そのため、都市部のマンションから田舎の戸建てへと、
犬の生活環境を変えていくことになっていったわけです。

動物として大切なことは、人として、犬としてと、種により多少異なるとは思います。
それでも、犬と人は長い歴史の中でとても近い距離に住むようになったことを考えると
似ていることがたくさんあるのではないかとも思います。

最近、某量販店のカタログにすばらしい言葉を見つけました。

テニスプレーヤーのインタビュー記事でした。
「家族、社会性、柔軟性、精神力、喜怒哀楽、好奇心・・・・・。
これらはすべて、テニス以上に大切なこと」

自分に挑戦しつづけた人だからこそ言える意味のある言葉です。

人と犬は違いますが、似ているところがたくさんあります。
だから近くにいられるのかもしれないとも。

まさに、この言葉の中にあるようなことが犬にとって生きるために大切なことだと感じます。
そしてこれらを犬として発揮していくためには、飼い主さんの力も必要なのだと。

もちろん飼い主さんにも努力は必要ですが、
犬の成長や変化を目の前にしていただければ
苦労も報われるほどの喜びが得られるでしょう。

「何かおかしいかも?」と気づいたときがチャンスです。

訪問カウンセリングよもぎ1

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使役動物の行方

今日のニュースで「ロシアが軍用イルカを復活」の一文に目がとまりました。

イルカだけでなく、過去の戦争で様々な哺乳動物が訓練され
軍用として使われていた事実があります。
犬は軍用犬として使われていました。

「使われていた」という言葉通り、こうした動物は使役動物といいます。
使役動物の定義は曖昧になりがちですが、
人が作業のために使われる動物
人が作業をすることを教えて使う動物
といったところでしょうか。

「作業」の目的は軍用から荷物運び、福祉事業に入る盲導犬なども使役動物に含まれます。

どの目的が良いもので、どれが悪いものだという区別はできません。

人がいないと生存が成り立たない状態では、動物は依存性を高めます。
特に使役動物になりうる動物たちは人と同様に共感性が高く、
飼育や訓練を行う人の感情に敏感になります。
そのため、育て親になる人が喜べば作業の意欲は増していきます。

動物の側はとても純粋でシンプルな動物としての社会性や感情を動かされています。
だからこそ、動物を使いたい側の人間は、動物以上に社会的な存在であることを
求められている気がします。

伴侶動物、つまりペットといわれる人が飼っている犬は使役犬ではありません。
それでも、私たちは何かの希望や目的があって彼らを近くに呼んだのではないでしょうか。

対等であるということは、どこまでも難しいことです。
それでも、一歩ずつそちらに進んでいきたいという希望だけは持ち続けています。


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プライベートトレーニングクラス

プライベートトレーニングクラスを行いました。
今日は主にクレートの使い方について再検討しました。

クレート、ものによってはケイジやキャリーケースといわれる
いわゆる犬の寝床をどのように使っているのかは
ご家庭の事情や飼い主さんの価値観によって様々です。

そして、クレートを犬に提供する際、
つまり、クレートを最初にどのように使用したかという過去の経験において
犬がクレートを好意的に受け止めるか、嫌悪的に受け止めるかという反応の違いもあります。

子犬のころからクレートの必要性を説明しても
実際に生活上であまりクレートを活用することがないと
クレートはあまり活用されていません。

活用されていないというよりはクレートに入ることができない
クレートの戸口を閉めようとすると抵抗を示すようになってしまっていることもあります。

クレートの必要性についてはまた別の機会に紹介したいと思います。

まずはクレートに対して好意的かどうか、クレートを必要としているかどうかを
チェックしてみてください。

クレートの入り口を閉めることができないという場合には
本来クレートが必要になったときに用を足しません。
また別に解決しなければいけない問題を持っている可能性もあります。

逆にクレートに入っている状態でも、外の物音にクレート内から吠えるという行動があれば
こちらもクレートトレーニングが完了している状態ではありません。

この二つはほんの一例です。
他にもクレートが犬にとってどのようなものなのかを知る行動がたくさんあります。

クレートトレーニングはいろいろな特殊な状態を犬に負担なく過ごさせる道具にもなります。
都市生活では欠かせない道具です。

ぜひクレートを見直してみてください。

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犬語セミナー

今日は毎月開催している犬語セミナーの日でした。
犬語セミナーの内容についてはホームページでぜひご覧にください。

私はこの犬語セミナーが好きです。
犬のことをもっと理解したいという気持ちで、単純にとても楽しい時間です。

動物の行動を知るために必要なことは実はとてもシンプルです。
行動観察をする
その行動を評価する
この二つだけです。

とはいっても実際に犬のビデオをみていただき参加者に行動をひろいあげてもらっても
ひろわれる行動とひろわれない行動があります。
ひろわれない行動とはつまり、見過ごしてしまっている行動です。
今回も見過ごしてしまっている行動があって、なんども同じ場面のビデオを見ていただきました。

なぜ見過ごしてしまうかというと、自分の脳が勝手に「必要のない情報」としてしまうからです。
ではなぜ「必要のない情報」として処理されているかというと、たいていの場合において思い込みです。

それも「良い行動として思い込んでいる」ものはほとんど「必要のない情報」ボックスに入れられます。
逆に「悪い行動として認識する」とその行動はひろいあげられる可能性が高くなります。
たとえば、ストレス行動とか攻撃的な行動とかですね。
こういった行動はたくさん拾われていました。

参加者はくり返しこのセミナーや他のクラスでも学んだ熟練者ばかりなので
行動を観察する力もとても高いですし、行動を評価する力もかなり高いのです。
それでも「自分がよく接して知っていると思っている犬」に限って思い込んでいることがたくさんあるのです。

犬という動物に関心をもち、仲良くなりたいと思い接することはすばらしいことだと思います。
そして、接するのであれば相手を理解するということが大切だと思います。
関係を深めていく過程の中では欠かせないことだからです。

先日読んだ野生動物の行動を研究している先生の執筆した野生動物に関する書籍にも
同じ主旨のことが書いてありとてもうれしくなりました。

今日このシーズンではじめてのうぐいすの声を聞きました。
生物が多様であるということは豊かなことなのだなと感じるひとときでした。

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春の雷

七山では雷がゴロゴロとなっています。
春の雷(ハルノライ)という季語にもあります。
この時期になると毎年聞いている気がするので、季節の風物詩なのかもしれません。

雨がさほどひどくなくても、遠くの方で聞こえるゴロゴロという音。
最初は雷だと思わず、山で石でも転がっているのかと思っていました。

梅雨のあの雷のようないさましさはありません。
春の雨と雷は暖かくなりますよーというお知らせのような気がします。

雷といえば、雷を怖がるいわゆる雷恐怖症とよばれる状態の犬たちがいます。
不思議なことですが、雷恐怖症の犬たちを山に連れてくると
自宅にいるよりも雷をこわがらないといいます。
自宅にいるよりも、というより、全く怖がっている様子が見られません。

山にいるときに雷に反応したいため、自宅でもしなくなったかなと思うと
自宅に戻るとやはり震えたり隠れたりするという行動が出るとのことでした。

雷は光や音だけでなく、そのものが非常に大きな自然のエネルギーです。
七山では犬も野生動物も人も、雷におろおろしているのを見たことがありません。

犬は何か「違い」を感じ取っているのですね。
そんな犬という動物が知っていることをもっとわかるようになりたいです。

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プライベートトレッキングクラス

山道には昨日の雪がまだしっかりと残っていましたが
今日はトレッキングクラスにでかけました。

雪道を歩く私の楽しみは、野生動物の足跡をいくつも発見できることです。
これはうさぎ、これはいのしし、これはあなぐまかな?
そして小さな4つのパッドのある足跡をみつけました。
うーん。これは猫ではないだろうか?

私もつい最近まで里から離れた場所に猫はいないと思い込んでいたのですが
最近になって運転中に猫より一回り大きいかなと感じる動物が動いているのをみました。

車を止めてそちらを見ると、猫です。
向こうもやぶにらみな感じでこちらの様子を伺っています。
こんなに里から離れた山の中に生きている猫がいるのかと驚きました。

たしかに食べるものはあります。
野ねずみがたくさんいるし、小鳥もいますからね。

さて、犬の行動に戻ります。
雪になじみのある犬でも、雪の日はいつもと臭いが異なることもあり動きもいつもよりも大きくわさわさとした感じになることがあります。
全ての犬がということではありません。
こうした環境の変化による行動の変化のひとつひとつが、犬の性質や経験や状態を知るチャンスになるため毎回のことですがトレッキング中に犬を観察することはとても楽しいことです。

犬が落ち着いて移動することができるようになるまで相当の時間を必要とします。普段の生活、経験、ストレスの度合いや飼い主さんとの関係まで、影響を与えているものは多様なため原因をひとつにしぼることは難しいのです。
ですが、犬が今どのような状態かを知るチャンスにはなります。
そして飼い主が犬にできることもわかってきます。

トレッキングはみんなとワイワイとにぎやかにするものだという勘違いも多いですが、飼い主さんと犬の関係が一番大切です。


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訪問トレーニング

家庭訪問のトレーニングを行いました。
動物愛護センターから保護犬を家庭犬として迎えられた飼い主さんのご家庭に伺いました。当日急遽、犬のお友達が来ているからその様子もみてほしいということだったのであわせてみせていただきました。

犬は生活環境や飼い主が変わると安定するまでに早くても数ヶ月を必要とします。特に成犬の場合には子犬の頃よりも適応能力が低下しているため少々時間がかかることを前提として迎えいれる必要があります。それでも、安定するまでの期間や安定の度合いは飼い主さんの協力によって違ってきます。

かわいらしい子犬から犬を飼いたいとか、以前飼っていた犬と同じ犬種を迎えたいなど、犬を飼う理由や環境は人によってさまざまです。今までどのような生活をしていたのかわからない成犬を迎え入れることに不安を抱かれる方もいらっしゃると思います。

人の生活が変化しやすいこの時代には、いろいろな状況から成犬を飼えなくなってしまうことも多いでしょう。最近では成犬の飼い主募集は子犬よりも多く、飼い主を必要としている成犬がまだたくさんいることも事実です。

成犬を迎えて不安を抱えられるような場合には早めに専門家からアドバイスを得ることをおすすめします。飼い主さんの不安が犬の不安につながっていきますし、その犬にあった飼育環境を聞くことも可能です。

ドッグトレーニングは問題がおきる前に、困ったことになる前に利用していただきたいサービスです。犬のことが理解でき、人の手に余すほどの問題に発展することを防ぐこともできます。

犬を理解することに関心の高い飼い主さんの家庭に来た元保護犬さんがどのような成長をみせてくれるのかとても楽しみです。

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トレッキングシューズ

山暮らしが始まったときにすぐに購入したのが「トレッキングシューズ」です。

ところが、トレッキングシューズをはいて山を歩くと、粘土みたいにやわらかい土が靴底にどんどんついてきてシューズがどんどん重くなります。
これでは困るな~と思案しました。

こういうときは「犬に学べ」です。犬の足裏はパッドです。パッドはゴムの役割です。ただし鉤つめつきですけどね。
それでゴム長靴で歩くことにしてみました。
そうしたらなんと、長靴の方が歩きやすいではないですか。

私が長靴で歩いているのを見て、生徒さんたちは最初は抵抗を示されました。
ところが今では、みなさん長靴を履いて山を歩いています。
本当は足袋で歩きたいところですが、湿度が強すぎるので濡れてしまいます。
それで、山歩きの靴には、今のところは長靴がナンバーワンです。

山ではお役ごめんとなったトレッキングシューズを街中のアスファルト用に履いています。

以前知人が足首にウエイトをつけているのを見せてくれたことがあります。
訳を聞くと「平たいところばかり歩くので足が上がらずつまずいてしまうから。」ということでした。
ウエイトをつけていると足を上に上げようと意識するのでつまずくことがなくなったといわれていました。
その話を聞いたときに「では、都会でトレッキングシューズを履けばいいということかな」と思ったのです。

トレッキングシューズにもいろいろありますが、装備が強いものは重量がかなりあります。私の個人的な見解では靴の重量がある理由は「足をきちんと上げることと、岩場で足を挟まないようにするため」なのかと思います。

とりあえず、長時間歩くときには都会ではトレッキングシューズを履いています。
ちなみに3時間くらいは歩いていますが硬いアスファルトを長時間歩くと足の裏が痛く硬くなってきます。犬は大変だろうなと思います。

トレッキングシューズ。もうしばらくこの形で使ってみようと思います。


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