昨日の休日は爆発している自分の頭髪をなんとかしなければいけない日、いつもとは違う美容室にお世話になりました。それが“路地裏salonよろ家”さん、チワプーのクルちゃんの飼い主さんがオーナーさん兼美容師さんのお店で博多区奈良屋町にあります。
●博多区奈良屋町にある“路地裏salonよろ家”
“路地裏salonよろ家”は博多区の築100年の古民家を改装して作られた美容師でその空間にとても興味があってぜひ行ってみたいお店でした。昭和時代に博多で育った私にとっては博多の怪しげで小さな路地裏にはなつかしさがいっぱいです。小学生の時代には祖父母の料亭が中州にあり、周囲は路地裏だらけで東京から引っ越してきた子供の私にとっては記憶に残る景色でした。よろ家さんもこんな場所まだあったのかというような路地裏を入ったところにあり、その小さな通路でお店を通り越していったり来たりしました。お店の入口には提灯がかけてあったのですが、その提灯を居酒屋だと思い込んで通り過ぎてしまいましたが、こんな路地裏に築100年の家があってその民家をリフォームして美容室をオープンさせたところにセンスのすごさを感じます。
●お店でスタッフドッグをがんばるクルちゃんとの出会い
お店に到着すると看板犬のクルちゃんがちゃんとハウスの前に待った状態でお迎えしてくれました。クルちゃんは現在家庭訪問のトレーニングを受けている最中ですが、入室時に吠えもなく、すぐにハウスで落ち着いてしまいました。あまりの早いクールダウンに「いつもお客様のときはこんな感じですか?」と質問すると「いったん落ち着くと終わるまでは待っています」とのことでした。この日はレッスンではなかったのに生徒犬となると日々の行動が気になってしまって職業病です。
ハウスでリラックスするクルちゃん
クルちゃんの飼い主さんが家庭訪問トレーニングの件でお問い合わせされた時、すでに福岡地区の家庭訪問の対象を「ご紹介の方に限る」とさせていただいていました。しかし、クルちゃんの飼い主さんは申し込みの際に、私の著書「オポがつくった山の学校、GoodBoyHeart」を読んでここでトレーニングクラスを受けたい」と記入されていました。それならご紹介の方と同じようにグッドボーイハートのスクールカラーや方向性を理解して下さっている方ということですから、ということで家庭訪問に伺うことになりました。
クルちゃんは小型犬と暮らす多くの飼い主さんと同じように、とても愛されて大切にされて育っていたのですが、愛するということの表現方法が犬には誤解されやすい形であったため多少混乱していたようです。接し方は環境を変えながら、そしてクルちゃんへの理解を深めながらトレーニングクラスを重ねてきました。クルちゃんは少しずつ落ち着きを取り戻してきたため、お店でお手伝いをするスタッフドッグとしてのデビューをおすすめしました。
美容室のようなお店でスタッフドッグ(看板犬)をするには犬の管理力をあげなければいけません。同時に、来客に対して犬との接し方を教育する必要性も出てきます。犬との接し方を知らない方に犬と接する礼儀を伝える良い機会です。どちらもうまくいけば一石二鳥です。店に連れてくると仕事に集中できず面倒くさいと思うのか、頑張ればお互いに成長できると思って取り組むのか、それは人次第です。
この日は私がうっかりとおぽあき(私の夫)に渡す資料を持ち出してしまったので美容施術の合間におぽあきがお店に来店するというシーンもありました。私の入室の時とは違い、ハウスの前で目を真ん丸にしておぽあきを見つめて尾を早く振っているクルちゃん、可愛いビームで誘惑していたようですが、おぽあきの方は「オスならダメ」とそのビームをシャットアウトしたためクルちゃんは自力で沈下していき元のポジションに戻りました。こんな小さな駆け引きはどうでも良いことのように思えるのですが、こうした小さな対話の積み重ねが経験となり関係性となっていきます。

はじめてのトレッキングで赤ちゃんもいっしょに
●こだわりを感じる自然空間のお店
古民家を改装した美容室の店内のあちこちには自然を感じられるオブジェがありました。中にはドライにした和栗の枝や毎日戦っているカヤも飾られていました。オポハウスでは日常にあるものがこうしてディスプレイされると特別感が満載です。お金を払って買わなくてもオポハウスにあるものをもって帰っていいんですよと提案したのですが、捨てられるはずのものや枯れていくはすのものがこうして再び人を癒す役割を与えられるのであれば植物たちにますます感謝の気持ちが芽生えます。
お店の2階のスペースはご家族で来られた方のウェイティングルームとして利用できるそうで赤ちゃんや子供さんのいる方も安心して過ごせるそうで、至れり尽くせりです。
さて、美容室トークですが、美容師のゆきさんに尋ねられた「私がいつ犬の訓練士になりたいと思ったのか」というところからスタートして、最後は「おぽあきの成長記録」までたどり着きました。
人と犬って違うところもいっぱいあるけど、似ているところがあるからこそ一緒にいられるんですよね~というまとまりになり、最後の仕上げになるとクルちゃんがそれを察知した行動を見せ始めてまた犬の行動の話に戻り、癖のある年齢と共にケアが必要になった髪も立派な仕上がりになりました。

お見送り犬クルちゃん
最後はクルちゃんがお店の外までお見送り犬をしてくれました。グッドボーイハートの素敵なお店「よろ家」さんにぜひどうぞ。
よろ家さん予約ページ

くるくるお目目のクルちゃん、今度はみなさんとトレッキングクラスで
●おまけ
ちなみにこの時間のジェイは博多自宅のクレートで待機でした。いつなんどき都会で待機することになるかもしれませんので年に数回は練習のために連れてきています。暑さも落ち着いたので福岡に連れていくことにドキドキ感がなくなりました。
この日はオポのガールフレンドのエルちゃん宅にジェイを初紹介のために連れていきましたが、なんと連絡をいれた前日が9年前にエルちゃんが他界した日だったと聞き、エルちゃんやオポがすぐそばにいるような感覚にとらわれました。エルママは「エルと会えたみたい…」と感慨深く、というのもジェイはエル似なのです。
懐かしく特別な時間をいただいた休日の一日でした。お休みをいただきありがとうございました。



