台風が過ぎ去って安心すると共に秋が深まっていきます。
涼しくなるこの季節にみられる傾向があります。
夏の暑さにばててリードを引かなくなっていた犬が再び散歩中に引っ張り始める、
暑さで吠える気力を失っていた犬が、涼しくなって吠えるようになるなど、
季節と共に行動が復活してくることがあります。
秋に見られる犬の他の行動としては、飼い主にまとわりつく分離不安行動が強くなることです。
犬の分離不安とは、飼い主が犬から離れると落ち着かなくななどのストレス行動をする状態にあることです。
夏の終わりころになると少し軽減されていた犬の不安行動が強くなっていることがあります。
トレーニングで改善を図ろうと環境整備をしているのに、なぜよくならないのだろうと不安になる飼い主もいます。
夏場の犬の環境に関わる問題としては、暑さでエアコン生活となりほとんど室内からでなくなることです。
人の生活の同じようにエアコンの効いている部屋から車へ、そしてスーパーから車から部屋へと暑い屋外空間で活動することがほとんどなくなります。
犬はもっとひどくほとんど室内から出されなくなっています。
庭のないマンションになると軟禁ではないかと思うほど室内にいます。
さらに暑さで散歩がままならなくなり散歩に行く回数も減ってしまう、もしくはほとんど行っていない場合もあるでしょう。
分離不安はこうした人の臭いの中に閉塞的にされる状態で進行します。
病気の状態としては進行、犬の状態としては悪化というところです。
夏場も気をつけて環境を整えるためにできることをしなければいけないのですが、そう簡単ではありません。
犬は人の都合で飼われるペットという存在ですから、人の環境に適応できなければ犬の方が排除されてしまうことの方が多いです。
結局そうなると、ストレス行動のパターンとして睡眠を続けてしまう脱力タイプの性質が生き残ることになります。
犬のサイズが小さくなって、人も少し鈍感になってしまい犬のストレス行動には気づかないことがほとんどですから、気づかれないまま犬たちの精神は死んでいくのかもしれません。
犬に分離不安行動を引き起こしてしまうような環境は人という動物にとってもメリットはないはずなのですが、人という動物の不思議は計り知れません。
とりあえず、自分にはまだ動物としての感性があると思っている方は少しだけ環境を考えてみられると良いと思います。
Author Archives: miyatake
<犬のこと>分離不安がひどくなっていませんか?
<受講生のコトバ・カレーニンちゃん編>一番勉強になったのは「犬と接する態度」です
受講生のみなさんからいただいたお言葉です。
今回は都心に迎えた黒柴のカレーニンちゃんの子犬育てで格闘された飼い主さんからいただきました。
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昨年の10月に、黒柴の仔犬を、夫婦二人暮らしのマンションに迎えました。
迎える前にしつけの本やインターネットを読み漁ったものの何が正解かわからないままでした。
そして、いざ仔犬が来ると犬と暮らしたことのない私たちだけでは手に負えないことに気が付きました。
それで犬のプロに相談することにしました。
お散歩デビューの直前から、月に2回ずつ、犬のための部屋の整え方や散歩のしかた、テリトリーの作り方などの指導を受けました。
ネットや本では知ることのできなかったたくさんのことを教わりました。
そのほかにも先生から学んだことは数えきれないほどあります。
その中でも一番勉強になったのは、犬と接する態度です。
以前はテレビやSNSで流れてくる犬と飼い主のたわむれに心癒されていたひとりでした。
でも今では、犬の気持ちを知ることで犬との適切な距離のとり方をはかっています。
クラスを通して犬との接し方を考えさせられました。
また、犬の行動のひとつひとつに理由があることも知りました。
「問題行動は叱る」という一方的なやり方ではなく、まず犬の声に耳を傾けます。
できるだけ犬がストレスを溜めない環境を作って、人がしてほしくないこととしてもいいことの折り合いをつけていくように気をつけました。
仔犬のうちは良いも悪いもわからず飛びつきまくっていましたが、根気よく本気で(本気じゃないと取り合わないから叱るときは本気)向き合いました。
こうして教えていくことで、今では「だめ。」と言えばやってはいけないことだとわかってくれるようになったようです。
おかげで(?)うちの犬は長いお留守番のあとも「ん、帰ってきたの?」というテンションの低いお出迎えをしてくれます。
私が座って作業をしていると黙って足元に寄り添ってくるような、心地よい距離感で過ごせるようになりました。
まだまだ呼び戻しはきかないし、一体感のある散歩もできていません。
お互いの関係に改善の余地はありまくりですが、この一年の進歩を糧に、これから十数年ゆっくり絆を深めていければと思っています。
ちなみに、来春に子どもが産まれることになったのですが、犬と子どもが一緒に年を取っていくのを見るのがとっても楽しみです。
今月末には引っ越しも控えており、環境の変化にどう対応できるか不安もあります。
でも今よりも少しばかり自然が近くなるので、これからもよく様子を見ながら気負わずに共生していこうと思います。
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犬には育ちで身に付いた性格と、もともと持っている資質という性格の部分があります。
子犬のころに接するとこの資質の部分がより分かりやすいのですが、カレーニンちゃんは非常に自律する力を持っていました。
同時に不安定な環境を感じるとそれに応じるように反応を示すような犬でした。
犬という動物の中ではとても能力の高い方なのですが、人との生活の中では問題となることが多いのです。
人は犬という動物をごまかしながら飼おうとします。
犬という動物にとっては不自然なことばかりですから、ごまかすことで世界を変えてしまうのです。
反応が悪く鈍感な犬はこのごまかしに気づきません。
同時に人の罠にはまり問題となる行動も起こしません。
でもカレーニンちゃんは違いました。
カレーニンちゃんは福岡でも中心地で育ちました。
決して犬を育てるのにベストの環境ではありませんし、カレーニンちゃんの資質を考えるとよほど正直に真っ向勝負でないと無理だと感じました。
でも初回のカウンセリングのときに「犬と山歩きをするのが目標です」と言ってくださったことで安心しました。
犬が求めるような環境を飼い主さんも求めているからです。
子犬のころには犬の言葉しか通用しません。
カレーニンちゃんの飼い主さんは「自分のことを犬だと思って向き合います」と言われていました。
その言葉のとおり、カレーニンちゃんはまっすぐに育ちました。
厳しい環境の中で難しい部分もまだまだありますが、これから新しい生活を始められる中でひとつずつ花開いていくと思います。
犬との暮らしまだ始まったばかりです。
楽しんでください。
<クラス>老犬たちのトレッキングクラス
活動的に過ごす若い時代は、新しいこと珍しいこと、少しストレスがかかりそうなことやはじけることも楽しみとなります。
でも年をとってくると当たり前のこと、普通のこと、日常的なことの中に楽しみを見出したいと思うようになります。
犬という動物や人よりももっと保守的で日常生活を大切にする動物だと思うのです。
そんな日常の中に、山歩きをいれてもらえたら犬はきっと素敵な人生を送るのではないでしょうか。
都会の生活から自然の生活に一気に変わることはできなくても、週末ごとに自然に親しむ生活をしているといつのまにかそのチャンスが自分にやってくるかもしれません。
そんな時間を大切にしてくださった飼い主さんたちとその犬たち、ずいぶん年をとって階段ののぼりおりは苦手になりました。
老犬になると白内障や緑内障といった目の病気も不思議なことではありません。
そんな病気を抱えていてもなぜか山歩きには積極的な老犬たち。
お散歩はあまり行きたがらないのに山ではとてもよく歩きます。
山を歩いたあとはイキイキしていると家族にもいわれるの。
そんな飼い主さんの言葉を聞くとすごくうれしくなってしまいます。
七山に犬との山歩きに来られる方の大半が、まさか自分が山歩きをするようになるとは思ってもいなかったといわれます。
本当にその通りです。
自分だってまさか自分がこんな山の中に犬と暮らす時間を人生の中に持つとは露ほども思っていませんでした。
犬は無事に旅立って私はまた都会と自然を行ったり来たりしながら、一頭でも多くの犬が山に連れてこられるようにと活動をしているところです。
山歩きのあと生徒さん手作りのケーキをいただきました。
どんなに大切な時間もずっと続くわけではありません。
自分の人生もいつかは終わってしまいます。
だからこそ今、今日、ひとときを大切に過ごしたいのです。
<犬のこと>犬は境界線の上に排泄(トイレ)をする動物です
犬のトレーニングの依頼で最も多いのはやはり排泄の失敗、トイレトレーニングです。
ご相談のあるときに「犬が吠える」「犬がかみつく」といった内容で伺ったときでも、なんらかの形で犬のトイレの失敗やマーキングが行動と結びついていることがあります。
トイレの失敗以外の排泄の問題とは、散歩中に歩きながらもしくは急に立ち止まってする「おもらし」行動も入ります。
他にも点々と排泄をするマーキングであったり、外出中になぜから気軽にはめてしまう犬用オムツという形で解決させられていることもあります。
マナーベルトなる不思議なペット用品は海外では見かけることはまずありませんから、いかに日本の犬との暮らしが異質なものなのかを表しています。
犬の排泄行動について考えるときには、まず最初に「犬の排泄は境界線の上」であることが犬の習性であるという原理原則を知ってください。
その上で、犬がどのような境界線を持っているのか、もしくは持っていないのかを考えていくと犬の行動はとてもわかりやすいものになります。
臭いを行動の中心とする犬の行動は、視覚的な世界に生きる人にとってはわかりにくいものです。
ですがこの排泄行動だけは目で確認することができやすい行動なので、どこに排泄しているかをチェックすることがたやすいのです。
その排泄行動が境界線というテリトリー理論と結びついているとなると、ますます興味を持っていただけると思います。
テラスの脚にかける排泄行動や、玄関前にする排尿行為、柵の前に排泄する行動など、なにかの仕切りに排泄する行動が多いのは偶然ではないのです。
犬の行動はすべてが解読できるわけではないのですが、わかりやすいところから読み解いていくといいです。
飼い主の中にはそんな面倒なことではなく、ただ叱って問題を解決すればいいのだという意見もあるでしょう。
人にとって迷惑な行動は罰で排除できるかもしれませんが、それでは犬を理解したことにはならず人と犬の距離は縮まりません。
お互いにすれ違いを繰り返しているのに、すれ違っていることすら気づかないのでは、犬と暮らす楽しみはないのではと思うのです。
そんなことを真剣に学ぶことが楽しくやりがいがあるという飼い主だけが、グッドボーイハートで学ばれています。
小さな学校だけどこだわってきてよかったと今では思っています。
とりあえずこだわり続ける犬の学校としてこれからもよろしくお願いします。
<犬のこと>なぜうちの犬だけが吠えるのかと悩む飼い主さんへ
犬の問題行動のいろいろとある中でも、吠える行動は周囲への迷惑行為です。
飼い主としてはなんとしてでも止めさせたい犬の行動でしょう。
特に吠える状況が散歩中となると、近所で吠える犬として有名になってしまい、吠える犬=しつけができていない犬となって肩身の狭い思いをすることになります。
犬が吠えることを気にして散歩に出なくなったり、人目をはばかるように夜中に散歩に出るということもあるかもしれません。
そんな散歩中の犬の吠える行動に悩める飼い主さんたちの多くから言われる言葉、それは「なぜうちの犬だけが吠えるのか」という不満の声です。
散歩中の吠える行動はいろんな要因によって起こりますが、やはりその多くは自宅での飼い主の甘やかしや不安を助長する接し方が強く影響しています。
飼い主との関係性の中で生まれる行動なので、ドッグトレーナーである私がリードを持つと吠えなくなることが結構あります。
犬は危機的な状況で吠えているというよりも、相手が自分よりも強い犬であるということを認識しつつ騒いでいるだけのことも多いのです。
強いリーダーシップがあれば不安は解消されるので吠える必要がないのですが、飼い主が犬への甘え行動を見せていると自分よりも弱い存在として犬は騒ぎたてます。
そのため飼い主の犬への接し方を改善しなければ、この吠えは解決しません。
たとえば犬と添い寝するとか、犬を抱き上げる抱っことか、犬をいつも見るとか、よくなでるといった行動は犬への甘え行動となり犬からすると頼りない存在となります。
もしくはこんな接し方が犬の分離不安状態を生み出し、犬は過剰に防衛する行動をするため吠えがパニック吠えとなり収まりがききません。
接し方を変えることがルールとして導入される飼い主の中には、同じように接している犬でも吠えない犬がいるのはなぜだろうという疑問が生まれます。
疑問を抱くことはおかしくありません。
ですが吠えないというだけで犬がリラックスして社会的にストレスなく生活しているとは限らないのです。
同じように甘やかされて育った犬でも、散歩中に他の犬に吠えないということはいくらでもあります。
他の犬を無視する、他の犬を見ないふりをする、他の犬がきても後ずさるなど、うまく立ち回る犬たちもいます。
犬の行動を判断する段階で、人にとっての迷惑かどうかで図るというのはとても堅実は方法です。
人からみて迷惑行為だと思う吠えやマーキングや噛みつきは、犬にとっても不利益な行動なのでぜひ改善をしてあげたいものです。
ただ、人にとって迷惑ではないが犬にとっては不利益だという行動も多々あります。
それは犬のストレス行動という形で現れます。
これらの犬たちは外側への主張が小さいため、メッセージは内側に表現されることがあります。
体の不調であったり、精神を病むことであったり、性質がゆがむことであったりといろいろです。
お人形のようなガラスの目をしている犬たちをみるたびに心が苦しくなります。
むしろ吠えている犬は人にとってわかりやすく、自分たちが落ち着かない環境にいることを伝えていると考えるとありがたい存在なのです。
教えてくれてありがとう、知らせてくれてありがとうと思います。
そこから犬たちの環境や関係性を変えることは、犬にとってもひとつの変化というストレスになることは言うまでもありません。
でもその先に落ち着ける環境が待っているのは間違いないのです。
ただ変化の過程で、犬だけを押さえつけるのは犬の反発をかいます。
変えるべくは犬ではなく、犬周辺の環境と飼い主という自分であることを決して忘れないでいただきたいのです。
<お知らせ>犬語セミナー開催のお知らせ
暑くてお休みしていた犬語セミナーを開催します。
日程 2019年10月27日 日曜日
時間 12時~14時 終了後にプチお茶会あり
場所 グッドボーイハート七山
参加費 おひとり2500円
人数 少人数制制限あり
予約 必要 メールもしくはお問合せフォームより
※グッドボーイハート受講生のみなさんは口頭でもご予約可能です。
午前中はトレッキングクラスがあります。9時30分より
グループトレッキングになりますのでご参加資格のある方は各自お申込みください。
ビデオがたくさんありすぎてどれを使おうかと迷っています。
犬たちの言葉を学ぶ犬語セミナー、久しぶりに気合が入ります。
<犬のこと>犬の健康と安心を願うならまずは床素材から
グッドボーイハートでトレーニングやヒーリングを受けてくださる生徒さんたちは、たくさん犬のことを考えられているのでいつも頭の下がる思いです。
犬のためにこうしてほしい、ああしてほしいと自分なりにいろいろとお願いしたいことがあるのですが、犬を飼う環境もそれぞれですし必要以上の口出しもできません。
特に室内装備のこととなると人側の過ごし方の快と不快にもつながります。
・犬はつるつるした床が苦手
空間を整えるうえで一番大切だけどなかなか難しいのが床面の整備です。
今ではほとんどのお部屋が掃除がしやすいフローリングやコーティングされた床面になっています。
広さによってはクイックルワイパーのようなもので掃除すれば済む手頃な広さの部屋も多くなっています。
ルンバなどの自動の掃除機を使う場合にも凹凸のない床面が好まれます。
ですがこのつるつるした床が犬はにとっては大の苦痛となります。
犬は爪を立てるようにして地面に立ち上がりまた歩くのです。
床面は地面のように安定しているけれど爪の食い込みの余裕のあるものが最適です。
フローリングやビニールシートの床ではなかなかそうはいきません。
つるつるとした床面ですべりながら歩いている犬を見ると心が痛くなってしまいます。
・整備された床面に感動
ところが、こちらから提案するまでもなく床面にきれいにじゅうたんを敷いてあるご家庭もあります。
そのじゅうたんを見たときに、この方は犬の立場になって考えることができる方なのだと感動してしまいます。
そして、これから犬のことを学ばれていると今以上に犬の気持ちになってコミュニケーションがとれるようになり犬をサポートされることもわかるのでとてもうれしい気持ちになります。
じゅうたんをきちんと敷いている飼い主さんに「じゅうたんは犬のために敷かれたのですね。」とお尋ねするとみなさんそうだといわれます。
前の犬が老犬になって滑っているのを見て敷いたのですが、子犬のころから敷いてあげればよかったと今でも思っているというお話も聞いたことがあります。
犬たちは自分から「滑るからなんとかしてほしい」ということはできません。
でもよく見ているとつるつるした床で用心しながら歩いている犬たちがたくさんいます。
滑る床は相当の負担がかかると思ってください。
私たちだったらスケートリンクのような氷の上に生活しているようなものです。
足腰が悪くなるのも当然なのです。
お写真ははじめからじゅうたんを敷いていらしたご家庭で撮影しました。
本当に完璧に敷いてあるのですが、部分的に変えることもできるじゅうたんだということで感動ものでした。
かなりお値段は高いものらしいんのですが、犬との生活は10年は続きますのでぜひ早いうちに整備してあげてください。
<おすすめのアイテム>国産レザーのベルト式首輪
犬の洋服にはいろいろとこだわるのに案外犬の首輪の品質は高いと言えません。
ペットショップで販売している犬用首輪の多くが、かわいらしいと見栄えを中心としたものが多いからでしょうか。
よく見かける犬たちが付けている首輪は、かわいいけどおすすめはできない犬用の首輪ばかりです。
首輪は犬にとっては一番長い時間身に着けているもので、犬の安全にも影響するようなものなので安全かつストレスのないものを選んであげたいものです。
・どのような首輪を選ぶのか
首輪の選び方ですが室内用と散歩用、あと激しく遊びをする場合には遊び用に分けて選ばれると良いでしょう。
室内では比較的緩みのあるバックル式で布製のものをおすすめします。
プレミアカラーも緩みができやすいのでおすすめですが、多頭飼育の場合にはお勧めしません。
散歩用はある程度の重量と強度があるものをお勧めします。
今回お勧めするレザーのベルト式首輪は散歩用におすすめしたいものです。
ベルト式なので抜けることがなく、リードの引きがあっても犬への負担が軽減されます。
犬と犬で激しく遊ぶ場合には、バックル式の室内用の軽量のものをお勧めします。
万が一トラブルになってもすぐに取り外せるのが利点です。
・おすすめしたいレザーの首輪はこれ
今回散歩用としてお勧めしたいのは、国産のレザーのベルト式首輪です。
瀬川製作所という日本の皮製作所でつくっています。
品質はジャパンメイド。手に取っていただければわかります。
きれいになめした皮なので使うほど柔らかくなり当たり心地も良くなります。
時計でいうとベルトのところがレザーになっている感覚です。
アクティブに動くときには時計はプラスチックのものを使いますが、肌への当たり心地はレザーの方が気持ちが良い、そんな感じでしょうか。
先日ご紹介した瀬川のリードと共にご購入はグッドボーイハートへご連絡ください。
今回首輪をはめて写真を提供してくれた犬ちゃんたちはこちらです。
ご協力ありがとうございました。
<おすすめのアイテム>脅威の犬用ブラシに猫もウナルあのレデッカーのブラシ
・おすすめの商品は本当におすすめ
グッドボーイハートではよりすぐりのペット用品をお勧めしています。
99.9%のお品が紹介しても全く自分には利益のない商品ばかりです。
最大の利益は犬の満足なので絶対にいいと思っている商品は確実にお勧めしています。
LLビーンのベッドなどは国内での営業成績ナンバーワンではないかと本気で思っています。
LLビーン関係者の方にお知り合いの方がいればなぜかグッドボーイハートでがんばっていることお伝えくださいませ。
今日のおすすめ商品は、以前このブログのおすすめのアイテムでご紹介したあの魔法のブラシです。
先日またある生徒さんに魔法のブラシを買っていただきました。
・レデッカーの脅威の犬用ブラシ
ドイツのレデッカーというところの商品です。
レデッカーはドイツでは有名かもしれませんが、日本ではあまり有名ではありません。
室内用のブラッシング専門メーカーで、掃除用のブラシから、靴用のブラシなど、ブラシと名の付くものを扱っています。
日本でいうところのはたきなども扱っています。
このレデッカーの犬用ブラシと猫用ブラシが脅威の部ラッキング力なのです。
すでに生徒さんはブラシを使われいて犬たちに試していただいていました。
さらにデモで犬ちゃんにブラシを使いながら、ビフォーアフターを体感していただきました。
レデッカーのブラシの特徴は血行促進なのです。
落ち着きのない犬ちゃんたちにも日常のケアとしてお勧めしています。
このレッスンの日、レデッカーのブラシのデモ中に、猫ちゃんが参入してきました。
レッスン中ときどき本猫の気が向いたらやってきます。
どうやらブラシに反応しているらしくブラシを手に持つと自分から体を摺り寄せてきます。
ぐりぐりと体を摺り寄せてきます。
猫は人に付き合ったりしませんから、いかにこのレデッカーのブラシが心地よいのかわかっていただけるかと思います。
ちなみにお写真のは犬用のブラシです。
猫用のレデッカーのブラシは毛質が柔らかめでもう少し小さいサイズで、小型犬たちにおすすめしています。
本来なら草の上に寝転んだり体をこすりつけたりして体の機能を高めている犬ですが、室内飼育となるとなかなかその機会も得られません。
適当なじゅうたんがあればその上でゴロゴロと背中をこすりつけることもあるでしょう。
それでもレデッカーのブラシはお役に立ちます。
・レデッカーのじゅうたん用ブラシ
そしてこのたび生徒さんが新しい商品を購入されていましたのでくぎ付けになりました。
じゅうたんやソファにつく犬の毛を寄せるようにとるというブラシでした。
同じような機能のものを100円ショップやホームセンターで見かけたことがあります。
その場でじゅうたんで使ってみました。
さすがはレデッカー。お見事としか言いようがありません。
毛がものすごく取れます。
ゴールデンリトリバー、ボーダーコリー、ラブラドールリトリバー、ボルゾイ、チワワ、ポメラニアン、柴犬、ビーグルなどの犬と室内で暮らしている方には絶対におすすめしたい商品です。
こちらです。
レデッカーのブラシはアマゾンや楽天市場で購入できます。
過去のおすすめ記事もご覧になってください。
犬用のブラシについてのいろいろ:おすすめの犬用ブラシはドイツのブラシメーカー、レデッカーの高級ブラシ
<犬のこと>美人に反応するオス犬の思うこと
・美人を三度見するオス犬
犬のいろんな行動を毎日繰り返し見ていますが、これってどうなの?と思う感情に働きかける行動は特に鮮明に覚えているものです。
その一つが「美人から視線を外さないオス犬」でした。
このオス犬くんですが、美人が通ると突然反応を示してその方向をジーっと見つめているのです。
見たところその美人の顔の部分に焦点があたっているように見えました。
一度ではなく、なんども同じように美人らしき女性に三度見で反応を示します。
この行動を見たのは私だけでなく、このオス犬くんを知る人であればみんなこれに気づくほどあからさまでした。
このオス犬くんですが家庭犬とは少し違う環境にいました。
私が訓練所に勤めていたときのモデル犬として街頭に伏せていることが多かったのです。
しかも繁殖犬としても優秀だったので、訓練所の犬としては珍しく去勢手術をしていないザ・オス犬でした。
性質も安定していてメス犬によりつくような行動は一切ありませんでした。
むしろメス犬たちの方が発情期になるとそのオス犬くんに近付いてアピールする行動をしていました。
そのアプローチに対してもこのオス犬くん、ほとんど無視していたのです。
・臭いこそ真実、それが犬の世界
そのクールなオス犬くんが街頭の美人に反応していたのです。
普段クールな表情が多かったので、美人にロックオンしたそのオス犬くんの表情は格別わかりやすいものでした。
ロックオンした相手が「美人」だと評価されるのは、その辺にいるだれもが「あの人美人よね」と認める美人だったからです。
どうみても街中でかなり目立ちます。
歩き方もスマートで「私を見て」といアピールも満載な感じで自信のある美人さんたちです。
美人とかイケメンとかいうのは人の間ではある程度好みの問題もあります。
オス犬くんの好みの美人に反応しているかとも思ったのですが、犬は視覚的な情報に惑わされることがありません。
臭いこそ真実。それが犬の世界です。
このオス犬くんが反応する美人さんたち、おそらく相当のフェロモンを出しているに違いありません。
フェロモンとはホルモンの臭いということで、女性ホルモンが満載だったらそれがフェロモンという臭いの成分となってその人の周りを囲むわけです。
そのフェロモンに引き付けられて罠にはまってしまうこともあるのは原始的な昆虫の世界でもよくあることです。
美人さんは自分が美人であることを知っていますので、自然とオスを引き付けるためのフェロモンを出すことができるのですね。
・なぜ犬なのに人の美人にだけ反応するのか
まんまとそのフェロモンにひっかかったオス犬くんですが、ではあの発情期に無視されているメス犬ちゃんたちはどんな位置にたっているのかと不思議です。
フェロモン臭は犬も人もある程度は同じものですが、種が異なれば遺伝子を残すこともできないのであって、引き付けられる意味がないからです。
動物は価値のないことも無意味なこともするのだと笑い飛ばすこともできるけれど、もしかしたらもっと深い意味があるのではないかと思いました。
例えば子犬のころに育ててくれた人や、出産のときに育ててくれた人がすごい美人だったかもしれないと考えることもできます。
性的な関心があるから引き付けられたと考えるだけだと、動物の行動を知る柔軟性に欠けてしまいます。
犬はいろんな臭いを嗅ぎ分けます。
外見だけに惑わされないのが犬の信頼のひとつです。
犬はいつも人の心を見ています。