グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<クラスのこと>今日は犬語セミナーの日、犬のコミュニケーションを読み解く秘訣とは

今日はグッドボーイハート七山で犬語セミナーを開催する日です。

午前中はトレッキングクラスにご参加の方もいます。

犬語セミナーはグッドボーイハートが不定期開催している飼い主さんのためのゼミナールのようなものです。

小人数制でできるだけ参加者ひとりひとりが発言の機会を持つことで、理解を深めたり考える時間を持っていただくクラスとしています。

自分も勉強会が好きなので過去にもたくさんのセミナーに参加してきました。

話を聞くだけのセミナーになると本当に知りたいことがあれば終日、つまり朝から晩まで開催されるようなセミナーに出なければなかなか何かをつかむことはできません。

2時間とか3時間程度の大人数で聞くだけのセミナーになると、表面的なこと導入的なことは入ってきてもやはり深いところまでたどり着けません。

だから犬語セミナーは参加者の方にも発言する機会を持っていただく応答性のあるゼミナール形式にしました。

思っていることは口にすることで本当にそうだと思ったり、やっぱり違うかなと思ったりするのです。

私自身が生徒さんへのカウンセリングやトレーニングの時間を通して、繰り返し説明する時間を持つことで自分自身が毎度考える機会を得ているのです。

発言するといっても難しいことはお尋ねしていません。

犬たちの動画を見て誰にでもわかることからお尋ねしています。

犬語セミナーに初めて参加された方は、犬の見方が今までとは全く違うということがわかりましたと言われます。

ただ可愛いと思ってみていただけの犬が、どのように動きどのように表現しているのかを見ることができるようになることが、最初の犬の理解につながります。

本に「プードルは人懐っこくて頭がいい」と書いてあったからといって性質を決めてしまってはいないでしょうか?

犬はもっと奥が深く繊細ですばらしい生き物だと思います。

だからこそもっともっと犬のことが知りたい、そう思いながら数十年がたってしまいました。

そしてまだ本当に理解しているという域には達していません。

犬語セミナーは私にとっての学びの機会でもあるのです。

今日は犬語セミナーを楽しみます。

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<犬のこと>犬たちが過ごす床面の材質について

先日からのブログの流れでまたこの話題に行きついてしまいました。

ブログの流れというのは、前回ご紹介した「犬が過ごす環境の中の素材」に関してです。

そして数日前のブログになりますが、犬の能力について書きました。
<犬のこと>驚くべき能力を備える犬はただ可愛いだけじゃないのです
このブログでは、犬の能力が発揮されるのはその環境によるということについてお伝えしました。

犬はいつも走り回っているはずがないのですが、日常的に歩く床面のことを考えたとしても少し配慮をしてあげて欲しいのです。

家庭訪問トレーニングのときに、犬たちがツルツルとすべるフローリングの上で体を悪くしているのを見ているとそれが気になって仕方がありません。

でもそうした素材のフローリングは手入れがしやすく一般的なものであるということもわかっています。

きちんと手入れされているフローリングだからこそ犬にとっては滑りやすいということです。

じゅうたんをひくと滑りにくくはなりますが汚れやすくもなります。

木材を粗目にすると傷つきやすく手入れは大変ですし痛みもすぐにきます。

人にとって楽な方を選ぶのか、犬の立場にたって考えるのか、ここは悩むところです。

グッドボーイハート七山の家は長らくオポと生活していたために、じゅうたんが敷き詰められています。

じゅうたんなしの方がフローリングの手入れはしやすいのですが、オポが滑ることを見ていることはできませんでした。

面積が広いのでじゅうたんがたくさんいるし、安い敷物は静電気が起きやすくズレやすいという欠点があって結局使えないものばかりでした。

結果、今のような敷き詰めの状態になったわけです。

敷き詰めてみると案外掃除は楽ですし何より自分自身が歩きやすいと感じるようになり、犬のためと思ってやった環境整備が自分のためにもなったと思っています。

そんな環境を整えること、お互い様なので楽しくやってみてください。

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<犬のこと>お天気のすぐれない日はクレートカバー作り

寒波で雪よりも暴風の方に対策が必要な一日でした。

お預かり中の小さな犬ちゃんたちは飛ばされそうになってました。

雪が降ってしまえばお外遊びも楽しいですが、さすがに突風の中では遊べません。

クレート休憩時間が多くなるので、クレート環境も気になります。

そこでクレートカバーを制作することにしました。

ミシンが手元になかったので手縫いで仕上げていきます。

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ちゃんと長さを図ればいいのでしょうが、なかなか苦手なので現場合わせということで失礼します。

タオルのカバーをかぶせてあったのですが、するすると滑ってしまいいつもクレート中の犬ちゃんと目があうことになっていたのが気になりました。

簡単なものでもとりあえずカバーがあると落ち着きます。

クレートはとても大切な場所なのでカバーや中にいれる敷物やお掃除などいろいろと気になります。

敷物があまりにも強い洗剤の臭いであるときにも落ち着きません。

犬にとって日常的に過ごす環境というのはとても大切なものであることは今さらゆうまでもありません。

こだわり過ぎる必要はないとは思うのですが、どうせ選ぶのだから人工的な布地よりもコットン、リネンなど静電気の起こりにくい素材を使いたいのです。

毎日過ごす床だからプラスチックよりも木の方がいいと思ってしまったりと、インテリアのこだわりにつながっていきます。

小さなことかもしれないけれど、変えると犬が変わるから不思議なんです。

犬が変わるということに気づかない方も多いのですが、そこは気づける飼い主を目指しましょう。

お写真は私が昔手作りしたアンティークリネンの布地で作ったクッションでお休み中の犬ちゃんです。

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<日々のこと>オポのしだれ梅が開花して春の訪れを知る

大寒波がやってきました。

七山から積雪情報を実況したいところですが、油断してしまい冬タイヤへ交換しておらずあわてて七山から犬ちゃんたちを連れて福岡へと退散しています。

なのでグッドボーイハート七山が一体どんな風景になっているのかわかりませんが、近日中に七山で出向きますのでまた報告します。

犬ちゃんたちと滞在した七山で見つけたもの。

オポのしだれ梅が開花していたことが一番のお知らせでした。

今年も咲いてくれた良かったな。

オポがいなくなって何年になるかなと懐かしい日々に思いをはせます。

オポがここにいなくても、みんな元気でがんばっているよという気持ちを伝えながら、またオポと共に学んだことを熟考して知ったつもりにならないようにと続いています。

テレビでは新型ウイルスの脅威にふるえ明日は我が身となる可能性も十分にあるこんな世の中で、今日一日犬たちはどうやって過ごしているのかなとやっぱり心はそこに向かいます。

七山に来られた生徒さんたちは「こんなところで過ごしのだったら犬は幸せだったでしょうね。」と言われます。

でもオポは7年間は都会で締め付けられた生活を送っていたわけで、その半生はとても大変な日々であったと考えるときもっと早く山へ引っ越しできたらよかったのにという悔いが全くないわけではありません。

同時にあの厳しい生活があったからこそ、七山での犬のいろんな姿が当たり前ではなく学びに変わったのだという思いもあります。

いろいろと考えていても過去は絶対に戻ってこない。

自分にあるのは今と明日だけと思い聞かせて、今日できることをやることしかできることはないのだと犬を見つめています。

寒波といっても三寒四温のお知らせなのですから、寒波と同時に咲いた梅の花はまだいろいろと始まる予感を教えてくれます。

週末の23日は犬語セミナーの日です。

忙しい中時間をつくって学びに訪れてくれる生徒さんたちとより良い時間が過ごせるように、いろいろと準備中です。

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<犬のこと>驚くべき能力を備える犬はただ可愛いだけじゃないのです

人とただぼんやりと暮らしている犬に、人側が求めているのは「かわいい」ということが主流になりつつあるように感じます。

いつも思うのですが、やはりペットショップやネット販売で飼い主に一目ぼれされた犬たちは、顔つきがお人形さんのように「かわいい」のです。

多くの人が可愛いと思う犬の顔つきとは、顔が丸く目や鼻や耳などのパーツが大きいもの、そして顔そのものが体に対して大きいと人形のような印象を与えます。

これは同時に赤ちゃんに近いバランスであって人に対してその幼稚なイメージで可愛いと印象付けていきます。

その可愛いバランスの犬たちは、あまり活動することすら求められていません。

とりあえずじっとしていて体をなでられたり抱っこされているときにじっとしていることが求められています。

もはや活動する動物としての価値は飼い主にはあまり認められていないことの方が増えているようです。

犬はそもそも人のそばで活動することでなんらかの役に立ってきました。

役立つ動物でしかも人のいうことをよく理解する動物を、人はそばに置いて共に生活をすることを人側も選んだのだと思います。

その活動して人のお役に立っていた犬たちですが、今は人になでられたり可愛いといわれる存在として役立たされています。

これを「癒し」といえるのかどうかはわかりませんが、とりあえず愛玩犬という名称はよくできています。

ですがその犬、実際には大変な能力を備えている立派な活動する動物なのです。

先日お預かりクラスのときにダンナくんが柴ちゃんと遊んでいるのを動画に撮影しました。

その柴ちゃんの体重の傾け方が半端なくて「やっぱりすごい!」と関心しました。

ここまで体重を傾けて遠心力で回転しながら方向を変えるって、人間でできるとしたらスケートのときくらいでしょうか。

体重を調整するため尾を傾けるのはもちろんのこと耳の高さまで変えています。

だれからも教わったことのないこの体のバランスを自分で作り上げることができるのです。

そんな能力を普段は秘めて生きています。

みんなもっとたくさんの能力を持っているのにそれを発揮することはありません。

スポーツドッグを推進しているわけではないのですが、たまには活動をしてみることもおすすめします。

犬はやっぱり動物、動物としてすばらしいということをまず認めるところからでいかがでしょうか?

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<犬のこと>閉じ込められることに対する動物の恐怖を共感する

今のニュースで気がかりなことといえば、やはりクルーズ船に乗っていらしゃる方のウイルス感染が広がりを見せているということです。

ウイルスが数が増えれば増えるほど増殖力は倍々以上となり、脅威は高まります。

同時に狭い船室に閉じ込められて数週間を過ごすことになる人々の脅威とストレスははかりしれないものだと思います。

一刻も早く、同時にできるだけ安全な方法で早く日常生活を取り戻されることを祈るばかりです。


人を含むすべての動物にとって狭い場所に閉じ込められるというのは、本当に辛いことです。

そう思うと、都会の犬たちが狭い室内に閉じ込められた状態で毎日を過ごしているころが心苦しく感じられます。


日本が欧米と大きく違うのは、ひとりあたりのスペースが都市ではとても狭いということです。

もちろんアメリカでも、ニューヨークやシカゴのマンションは日本とたいして変わらないスペースです。

ですがこうした場所はソーホースタイルのビジネスにふさわしい場所であって、子どもたちが成長するのに適した場所であるとは言えません。

それにニューヨークでもシカゴでも、車で1時間も走れば、大草原、湖、山が広がっています。

人間が都会から脱出することなどたやすいことなのです。


日本の場合には国土面積に対して人口が多い上に小さい世帯が多くなり一世帯あたりの空間は都市部では制限されます。

室内にかなり広いリビングがあるマンションであっても、庭となるとほとんど利用されていないというのが実情です。

この都市空間で犬と暮らそうと思えば、犬は室内に閉じ込められた状態になるということなのです。


一日中部屋の中でひとりですることもなく過ごすことは、狭い船室でストレスをかかえて過ごす方々と変わりません。

犬の場合には未来を憂えることはできないのですが、未来に希望を見出すこともできません。

犬にとっては今ここにあるものがすべて、そうこれが現実なのです。

この室内拘束という犬の飼育環境ですが、福岡や佐賀でも都心では当たり前のこととなりました。

そのことで犬という本来は人よりももっと動物的な生き物が苦しんでいるということには見て見ぬふりがいつかは通用しなくなる時が来ます。

病気になるのか気がおかしくなるのか精神的に不安定になるのか、どちらにしても犬の輝きや失せていくでしょう。

自分にできることはないか、毎日ずーっと考えています。

即効性のあることは嫌いですが、この夏はある特別クラスで犬と生徒さんをサポートできればと思案中です。

近々お知らせします。

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Posted in 犬のこと

<お知らせ>犬語セミナー&トレッキングクラスのお知らせ

不定期開催の犬語セミナーのお知らせです。

日時 2月23日(土)12時~14時
場所 グッドボーイハート七山
参加費 おひとり2500円

当日午前中は9時30分よりグループトレッキングクラスを開催します。

ご参加の方はお電話もしくはメールにてご連絡ください。

犬のコミュニケーションや習性を学ぶ犬語セミナー
開催日程が不定期になっていますので、ご都合があえばぜひご参加ください。

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<日々のこと>節分という節目にお別れもあり出会いもあり

グッドボーイハートを通して出会った素敵な犬たちもグッドボーイハートの時間が重なると共に高齢になっていきました。

パートナー犬のオポとの別れの前にも後にも、出会った大好きな犬たちとのお別れが続いていきます。

この節分のころにもまたひとりの仲間が旅立ったというお知らせをうけました。

たくさんの犬との出会いはたくさんの喜びと楽しみを与えてくれました。

同時にたくさんの犬との別れを経験することにもなりました。

たくさんの悲しい別れは、たくさんの喜びをもらったからだと充分に納得しています。

本当に辛い別れは、その犬のことを心から愛していたからなのだと思います。

でもその辛い別れが苦しみや悲しみや憎しみに代わることを犬たちは望んではいません。

そうならないために、出会えてよかったありがとうの言葉を繰り返すようにします。

そして、いつか彼らがまっているその場所へ私もちゃんとたどり着くことができるように今を生きているのだと戒めています。


こうした仕事をしているからかひとつひとつの犬の命ととても深くかかわることになりました。

ただすれ違うだけの関係と違って、ひとつひとつの命ある犬のことを真剣に考える日々が続きました。

グッドボーイハートでの出会いとその長さはあくまで飼い主さん側に選択権があるもの。

私がずっとその犬を育てたいと思ってもそういうわけにはいきません。


どんなに短いかかわりであっても、最善で最大にできることをしたい、それが私の気持ちです。

気持ちが先走り過ぎて内容が伝わらないもどかしさを飼い主さん側が感じられることも多いと思います。

人相手の仕事であるのに、ついつい犬の立場にたってしまい早くこの苦しみから抜け出す道をつくりたいと力が入りすぎてしまいます。

早くしないとレッスンの回数が終わってしまうからと焦って結果を出したいと思ってしまいます。

悪循環なのはわかっていても、犬は必ずこの苦しみから救われるのだということをどうしても伝えたくて疲れすぎてしまうことがあります。


私が変えようと思っても何も変わらないのだと常に言い聞かせながら、人よりずっと短い時間を生きる犬たちのほんのひとときを支える時間を今は大切にしています。

大切な時間とは犬が飼い主を幸せに暮らすことなのですが、もうひとつ大切な時間とは犬が自然と共に生きる時間を得ることです。

節目を迎えてグッドボーイハートも新たな年明けとなりました。

旅立った仲間たちはいつも私といっしょにいると。

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<自然のこと>ウイルスのニュースで動物のことを考える

毎日のニュースを通して次第に身近に迫りつつある予感のする新型コロナウイルスの脅威。

人気のいなくなった武漢の様子を映像でみていると、先日見たばかりの映画「アイ・アム・レジェンド」の風景と重なってしまいました。

街中でもマスクをしている人を見かけることが多くなり、ちょっとした咳すらはばかられるような緊張感もあります。

ウイルスがどのように発生するのかなどをここで考える必要はないのですが、ウイルスは動物と動物の間をいきかう生物であることは間違いありません。

そしてウイルスはなんらかの形で動物の中にあったものが変異を通して新しい形となり、対応できない動物たちに侵入しその数を増やしていくというのが私の中でのイメージです。

その変異の過程は動物たちを取り巻くいろんな環境の中で生じているものであるものの、動物の扱いに関連しているような気がするのです。

今回のウイルスも野生動物を食べる習慣があるから生まれたと一部だけを見て報道されているのをみると、少し見方が甘いのではないかと思います。

動物を食べる習慣は人類のはじめからあるのです。

動物は小さな空間に必要以上の数を閉じ込められるような環境で置かれるとウイルス発生の確率が高まります。

たとえば、犬の咳風邪のような症状を示すケンネルコフというウイルス感染の病気も、その名前のとおり犬たちが収容される犬舎=ケンネルで発生するものです。

多数の犬を閉じ込める空間、預かり場所だったりケンエルだったり、お店だったり、多頭飼育だったり。

そんな空間で窓をあける空気の循環が悪くなれば、ケンネルコフはわりと簡単に発症してしまいます。

ケンネルコフそのものは致死率の低い病気で、免疫力さえ持ち直せば軽い咳を通して改善していく可能性があるため、あまり恐れられてはいません。

ワクチン予防接種の中に含まれているものの、感染しても気づかず治癒しているケースもあります。

ただこうしたウイルスも次第に変異を遂げていく可能性があるので、油断は禁物です。

新しいウイルスを作り出さないためにできることは、多頭収容で動物にストレスを与えないというルールを徹底して行うことだと思います。

中国では生きたまま動物を売り買いしたり、店に出す直前に殺傷するような風習もあります。

衛生的かつ安全に保管して管理するシステムや習慣がないからかもしれません。

その点は日本では野生動物を狩っても素早く処理をして安心安全にありがたくいただく習慣がありますので、全く環境は異なります。

家畜として収容されている牛であれ鳥であれ、人間から与えられた環境の中で新しいウイルスをつくり人へ感染していくというのシステム、自然の摂理として片付けるだけでなく人への戒めとして受け止める必要があると思います。

うちは多頭飼育ではないから大丈夫と思っている犬の飼い主のみなさんにも、一頭であっても室内に閉じ込めるような生活が続けば動物はみな病んでいくのだということも頭にいれておいていただければと思います。

ちなみにですが冒頭の「アイ・アム・レジェンド」ウイルスミスが主演のウイルスに侵されて閉鎖された都市でウイルスの撲滅に挑む主人公を描いた映画です。

ゾンビなどが登場するストーリーは好みの問題ですが、主人公同様に存在感のあるサムという犬の演技と動きのすばらしさには感動ものなので、グッドボーイハートお勧めの映画です。

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<クラスのこと>大濠公園で初デートレッスン

急にお預かりになってしまった犬ちゃんを連れて大濠公園まで出かけ、他の生徒さんとイヌちゃんを待ちました。

私の方から仕掛けた「初デートレッスン」です。

仕掛けは思いつきではなく経過があります。

数ヶ月前にこの犬ちゃんと犬くんをグッドボーイハート七山でお預かりしたことがあります。

2頭の犬ちゃんたちは初対面。

犬くんの方は初のお預かりで環境になじみつつある途中でした。

そこに犬ちゃんが預かり到着で合流したのです。

犬くんの方ははじめて女のコと同じ空間で長らく時間を過ごすことになりました。

犬ちゃんの方は幼い性質でどんなワンちゃんにも相手をしてほしいアピールを低い姿勢でアピールするようなコです。

はじめは戸惑う犬くんですが、女のコの臭いをふりまかれたのに少し男心が芽生えてきたのでしょうか、すごく遠巻きに臭いとりをしながらほんの少しずつ向きあう時間ができてきました。

お話が盛り上がり始めたところでの犬くんの帰宅時間となりました。

この様子をさらに遠くから眺めていた私が、この初デートのお散歩練習会を思いついたのです。

本来なら男子から申し込みするデートの設定ですが、今回は仲人変わりの私が両方の飼い主さんに提案しました。

預かり犬ちゃんの飼い主さんもお預かりのお写真を見ていたので、あの犬くんとだったらと快く承諾してくださいました。

そして迎えた当日の大濠公園の現場です。

過去にあったことのある犬ちゃんと犬くん、飼い主さんとしては「覚えているのかしら」というのがはじめの疑問でしょう。

なんらかの関わりを持った犬についてほとんどの犬は覚えているものです。

ただ時間の経過と共に脳の情報や消去されていきますし、人と同じように忘れやすい脳というのもありますので確実とは言えません。

良い感情を抱いているものが残っていれば、より良い再会となります。

会う場所は過ごし方によって全然違うということです。

大濠公園で対面した犬ちゃんたち、お互いに和やかに臭いとりを交わしあいながらゆっくりといっしょに並んでのお散歩となりました。

散歩中は危険なのでカメラ撮影はできなかったのですが、お互いに横にいても相手を恐れることもなく競うこともなく飼い主さんのリードのもとにゆっくりと散歩を進めていきました。

途中のベンチで休憩し飼い主さんと犬くんの状態についてお話中も、犬ちゃんの方は近くの臭いが気になりくんくんとしていましたが、犬くんの方は周囲を見張っていたりしてなんとなく良い感じにはなりました。

大濠公園のカフェでお茶をしているところ、リードを長くして犬の後ろをついて走る人がすごい勢いで近付いてきそうになりました。

あまり近くになるときは割って入ろうと思ったのですが、犬くんの方が「ワン」と一声威嚇。

そもそも目的を失ったのか走ってきた犬と人はコースを変えて通り過ぎました。

犬ちゃんを犬くんが守るような感じになり、男前をさらに一段とあげていました。

犬と犬が関わるということを、飛びつきあったりあまがみしあったりプロレスしたりすることだけだと思ってしまうと関わらせ方を誤ってしまうこともあります。

同じ空間にいる、目の前にいる、お互いに興奮を下げていくというただ単純なことの繰り返しは人にとっては単調でつまらないものかもしれません。

でも大切なこのことを、大人の犬に近付く年齢、それは2才くらいからですがそのころからは気を付けてつくっていってあげてください。

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